2013. 4. 5
まずはユーロスペースにてレオス・カラックス監督の「ポンヌフの恋人」鑑賞♪
お客さん変な人多かったね。笑
Anyways!!とても強烈な映画でした。映像がともかく強烈。音楽との融合が素晴らしい。このフィルムを映画館で見る事のできた私はほんとに幸運。見ていて強よすぎて目を背けたくなるシーンがいくつもあった。スクリーン上のはずなのに痛みが伝わってきて耐えられなくて。(一番前のシートだったから?笑)でも目に焼き付けたくなる、というか焼き付く素敵なシーンもいっぱいあった。特にポンヌフの上でアレックスとミシェルがボウイの曲でダンスするシーン、水上スキーのシーン、美術館に忍び込みろうそくの灯りで食い入るように絵を見るシーンetc。。。とにかく濃厚な2時間弱。でもどうしてもエンディングが切り離されているというか、何だか違和感を覚えて。結局2人は川に落ちてから船に助けられ、河口のまちを目指すハッピーエンドなんだけど、私的には例えば、アレックスは川から上がりミシェルを探すけど、彼女は二度と上がってこなかったとか、2人が水中で抱き合って結局生死は曖昧にして終わるとかそういったたぐいの方がしっくりくる気がして、それで何だか気になって図書館にあった「レオス・カラックス」という鈴木布美子さんのインタビュー本を今読んでいるの。そしたらやっぱりカラックスはもともとアンハッピーエンドを3バージョンも用意していたんだって。でも当時付き合っていた主演のジュリエット・ビノシュがハッピーエンドを強く望んだから彼女へのプレゼントのつもりでこのようにしたとか。さすが愛優先のフランス人!!笑
まずはユーロスペースにてレオス・カラックス監督の「ポンヌフの恋人」鑑賞♪
お客さん変な人多かったね。笑
Anyways!!とても強烈な映画でした。映像がともかく強烈。音楽との融合が素晴らしい。このフィルムを映画館で見る事のできた私はほんとに幸運。見ていて強よすぎて目を背けたくなるシーンがいくつもあった。スクリーン上のはずなのに痛みが伝わってきて耐えられなくて。(一番前のシートだったから?笑)でも目に焼き付けたくなる、というか焼き付く素敵なシーンもいっぱいあった。特にポンヌフの上でアレックスとミシェルがボウイの曲でダンスするシーン、水上スキーのシーン、美術館に忍び込みろうそくの灯りで食い入るように絵を見るシーンetc。。。とにかく濃厚な2時間弱。でもどうしてもエンディングが切り離されているというか、何だか違和感を覚えて。結局2人は川に落ちてから船に助けられ、河口のまちを目指すハッピーエンドなんだけど、私的には例えば、アレックスは川から上がりミシェルを探すけど、彼女は二度と上がってこなかったとか、2人が水中で抱き合って結局生死は曖昧にして終わるとかそういったたぐいの方がしっくりくる気がして、それで何だか気になって図書館にあった「レオス・カラックス」という鈴木布美子さんのインタビュー本を今読んでいるの。そしたらやっぱりカラックスはもともとアンハッピーエンドを3バージョンも用意していたんだって。でも当時付き合っていた主演のジュリエット・ビノシュがハッピーエンドを強く望んだから彼女へのプレゼントのつもりでこのようにしたとか。さすが愛優先のフランス人!!笑
本の中でもカラックス監督の語る言葉が何だか忘れられなくて、以下quoteします。
”僕は貧しさを恋愛状態のメタファーとして使った。アレックスは愛を一度も知らないし、愛を望んだことすらない若者なんだ。誰かを愛する人間は、裸でむきだしのままだ。住居も、電話も、ファックスも、テレビも、もはやその人にとってはなんの助けにもならない。これは僕たち自身の貧しさ、僕たちの内なる浮浪者についての映画であり、貧困や浮浪者そのものについての映画ではないんだ。”
愛優先のフランス人・・笑
ReplyDeleteLeos Caraxのquote最高だね。その通りだね。